世界のお菓子リポート【イタリアのスフォリアテッラ】
August 29, 2016
旅する派遣女子けい子・世界のお菓子をリポート・今回は【イタリアのスフォリアテッラ】
~旅先からお菓子レポート~
イタリアを旅行中のけいこです。カンノーロ(1人で食べるから単数形です)が気に入って何度か同じお店に買いに行ったら、隣のスフォリアテッラもきっと気に入ると勧められました。
パイ生地にリコッタチーズベースのクリームが入っており、カンノーロにちょっと似ていますが、もう少しリッチなデザートなのだそうです。
海辺の修道院で生まれたシェル型のパイ
スフォリアテッラ(Sfogliatella)は大きな貝殻のような形で、一見するとクロワッサンを思いださせるような姿が特徴的なお菓子です。ナポリ近郊のアマルフィ海岸を望むサンタローザ修道院で誕生したのだそうです。
イタリア語で "foglio" はシート、"foglia" は葉っぱの意味。英語でも "leaf(葉っぱ)" はシートを意味しますよね。薄いものを表します。「薄いものを何枚も重ねた」という意味の通り、何層ものパイ生地の中に、南イタリアの代表的なフレッシュチーズであるリコッタチーズを詰めて、ふんわりと焼きあげられたお菓子となっています。
カンノーロが庶民の味だとすると、より多くの手間と暇をかけたスフォリアテッラはちょっと高級デザートで、レストランなどのデザートメニューに載っているそうです。
不思議な形をどうやって作るのか、すごく気になったのですが、輪切りにしたパイ生地を少しづつ押し出して円錐形を作り、その中にクリームを入れてから閉じるそうです。当初はこんもり盛ったクリームの上に輪切りのパイ生地をかぶせて焼いていたそうです。
食べてみると、確かに高級感のあるレモンの香りと、ドライフルーツが入っており、皮もザクザクしています。カンノーロとは別物の仕上がりです。手近な材料からとびぬけた特徴のあるお菓子を作る点では、イタリアのお菓子はgenio(天才)です。
お菓子ノート・メモ【イタリアのスフォリアテッラ】
出会った街:ナポリ
発祥の地:アマルフィ
語源:イタリア語
いろいろな言語表現:sfogliatella・単数形 / sfoliatelle・複数形(イタリア語)
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