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世界のお菓子リポート【イタリアのカンノーリ】│派遣女子会グルメブログ おいしい英語

世界のお菓子リポート【イタリアのカンノーリ】

旅する派遣女子けい子・世界のお菓子をリポート・今回は【イタリアのカンノーリ】

~旅先からお菓子レポート~

英文事務と翻訳をしているけいこです。ヨーロッパ旅行を通して、いろいろなヨーロッパ系言語への愛着や知識がどんどん増えています。現在はシシリア島に立ち寄っています。カンノーリはイタリア、シチリア地方の伝統的なお菓子です。昔は主にお祭りの時に食べられていた伝統的な菓子ですが、今は四季を通して販売されています。今でもお祝いごとには欠かせないそうです。

みんなで食べるから、複数形!

もともとカンノーリは「小さな筒」=ラテン語のカンナを語源としています。 直訳すると葦(アシ)・竹・サトウキビなどの植物をさし、形がこれらにそっくりに見えるため名づけられました。カンノーリ(cannoli)は複数形で、一個だけだとカンノーロ(cannolo)と語尾が変わってきます。でも複数形でよく耳にするのはたくさん作ったり、 買ってきて、みんなで食べるのが好きなイタリア人気質の表れかもしれません。

カンノーリはペストリー菓子の一種で、外側はカリッとした食感、そして中に詰めたクリームの旨味を楽しみます。小麦粉生地を薄く伸ばして、正方形に切ってから金属製の筒に巻き付けて低温のラードや 植物油で揚げていきます。ドーナツの一種と考えてもよく、きつね色になったら油から取り出して金属の筒を抜きます。 昔は金属製の筒ではなくサトウキビの茎が使われていたそうです。

今でも家庭ではサトウキビの茎を使って作ることもあるそうです。ご家庭にサトウキビの茎があるあたり、 温暖で農耕のさかんなシチリアらしいお菓子といえます。

この筒状の皮の中に甘みをつけたリコッタチーズにバニラやチョコレート、ピスタチオ、ローズウォーターなどの風味を付けた クリームを詰めていきます。地元のツウな人々から言わせると、フレッシュな牛乳を使って作った質の良いクリームなら フレーバーはないほうがおいしいけどな、とのことです。 ジェラートといい、イタリアのお菓子は質の良い手作りにこだわるスローフードが多いみたいです。

お菓子ノート・メモ【イタリアのカンノーリ】

出会った街:シチリア島

発祥の地:シチリア島

語源:イタリア語

いろいろな言語表現:cannoli(英語・伊) 

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