世界のお菓子リポート【北東ドイツのバウムクーヘン】
June 28, 2016
英語ネイティブに聞いた、おいしいものグルメ表現集。
~旅先からお菓子レポート~
けい子です。ミサキちゃんと同じ職場で英文事務と翻訳のお仕事をしていますが、いまはドイツを旅してます。
バウムクーヘンはドイツ語の「Baum=木」と「Kuchen=ケーキ」を組み合わせて名付けられたお菓子です。発祥は中世の東欧と言われます。
バウムクーヘンをいちばん愛好しているのはじつは日本人と言われ、たしかにドイツではあまり見かけませんでしたが、ここザルツヴェデル市は町興しのためにこのお菓子を使っているようです。
もとは東欧の結婚式のお菓子
専用の棒に生地を巻き付けて専用オーブンで焼いていくため、焼きあがったバウムクーヘンを棒から外すと真ん中に穴が開いた形になります。
棒の表面に生地を少しずつかけてバーナーで焼くと、厚さ1~2ミリの薄い層ができ、この工程を繰り返し、薄い層を10~20層ほど作っていくため、焼きあがったバウムクーヘンを輪切りにすると、まるで木の年輪のように見えることからこの名前がつけれらたそうです。
本場ドイツのバウムクーヘンは、ドイツの国立菓子協会によってベーキングパウダーを使用しない、油脂はバターのみ、というような明確な基準が定められていて、それらの項目を満たしたものだけが正式なバウムクーヘンとして認められるという格式の高いお菓子のようです。
日本ではこのバウムクーヘンを結婚式の引き菓子として参列者に渡すことのが人気です。年輪が繁栄と長寿を意味し「夫婦二人の繁栄と幸せが長く続くように」という意味が込められています。その幸せをおすそ分けする意味で引き菓子に大変人気なようです。
日本で初めてバームクーヘンが焼かれたのは、1919年3月4日にドイツ出身の菓子職人「カール・ユーハイム」さんが広島県物産陳列館(現在の原爆ドーム)で開かれたドイツ俘虜製作品展覧会で販売したのが初めてと言われています。
お菓子ノート・メモ【北東ドイツのバウムクーヘン】
出会った街:ザルツヴェデル
発祥の地:東欧
語源:ドイツ語
いろいろな言語表現: Baumkuchen(独・英語)/ Baamkuch(ルクセンブルグ)/ Trdelnik(ハンガリー)/ Sękacz(ポーランド)/ Gâteau à la broche(仏)/バウムクーヘン(日)
登場人物:カール・ユーハイム(ドイツ人菓子職人) 1886 - 1945年
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