【英語で『伝統製法の水飴』ってどう言うの?】
June 16, 2016
英語ネイティブに聞いた、おいしいものグルメ表現集。
派遣社員で英文事務と翻訳のお仕事をしているミサキです。金沢のおみやげに名物の水飴を頂きました。
"Maple? Honey?" と聞いてくる派遣勤務先の海外からの同僚。 調べたところ、水飴はお砂糖をまったく使ってないお菓子。 炊いたお米を麦芽と一緒に寝かせて作るのだそうです。麦芽糖と呼ばれます。
そういえば、水飴って、英語でどう翻訳されるのでしょうか? Syrup? Liquid candy?...なんか違う気がする...
時短の逆をいく知恵
麦芽糖はお米の澱粉を麦芽の酵素で分解して甘くなるまで置いたもの。これを糖化といい、この後発酵を行うとなんと日本酒になるのだそうです!
シンプルな材料で作るだけにそのぶん手間暇と時間がかかります。伝統製法で作るには4日間もかかるとか。まさにスローフードですね!
からだに優しいのも特徴で、もとは離乳食がない時代の赤ちゃん達の為に開発されたのだそうです。
砂糖(ぶどう糖)がふんだんに使えるようになるまで貴重な甘味料でした。
英語で『伝統製法の水飴』ってどう言うの?
さて、この水飴って英語でどう翻訳するのでしょうか?
麦芽糖は麦芽(malt)からマルトース(maltose)と呼ばれるそう。 なので水飴は『麦芽糖シロップ(maltose syrup)』とも翻訳されます。
『澱粉シロップ(starch syrup)』って呼ぶこともできるようですが、伝統製法の麦芽糖水飴とは限りません。コーンシロップなども含まれます。
"made by traditional Japanese methods" をつければ、日本古来の製法であることがわかります。
ここでシロップを表現する『とろ~り』な英語をまとめてネイティブに聞きました。
"viscous" "treacly" などは良い意味でトロッとしている表現。
反対にドロッとしてちょっと気持ち悪い、という場合は "sticky" "oozy" などがあるようです。
高まる海外人気
日本発祥でハリウッドセレブなどにも人気の『マクロビオティック』では砂糖の代わりに日本古来の甘味料・水飴が使われることが多く、海外でも人気が高まっているそうですよ!
これも"WASHOKU"文化の誇れる一端ですね。
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