2015年7月
アークコミュニケーションズはお陰さまで2015年7月に10周年を迎えました。
皆さまに支えられ、ここまで成長することができたことを深く感謝しております。
このコーナーでは、各界のキーパーソンより「成長」をテーマにしたメッセージをお贈りいただきました。 いただいたメッセージを日々の心の支えに、お客さまに満足していただけるサービスをこれからも提供すべく、日々の努力を重ねてまいります。
メッセージをいただいた方々
※お名前・肩書きをクリックすると下部のメッセージにリンクします。
岩佐 文夫 様
DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー編集長
奥村 昭博 様
慶應義塾大学名誉教授 / 静岡県立大学副学長
恩田 祐一 様
マウンテンバイクライダー / 冬季オリンピック三大会連続出場クロスカントリースキーヤー
鈴木 慶太 様
株式会社Kaien代表取締役 / NPO法人東京自閉症協会役員
文中敬称略・五十音順
- 岩佐 文夫
- DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー編集長
- 江川 雅子
- 前東京大学理事
- 遠藤 淳一
- 株式会社NMKV CEO
参考文献 『ネットワーク思考のすすめ(西口敏宏、東洋経済新報社) 』
- 岡本 浩一郎
- 弥生株式会社 代表取締役社長
- 奥村 昭博
- 慶應義塾大学名誉教授 / 静岡県立大学副学長
- 恩田 祐一
- マウンテンバイクライダー / 冬季オリンピック三大会連続出場クロスカントリースキーヤー
- 勝間 和代
- 経済評論家
- 鈴木 慶太
- 株式会社Kaien代表取締役 / NPO法人東京自閉症協会役員
- 住田 裕子
- 弁護士 / タレント
- 瀧本 誠
- シドニーオリンピック柔道男子81キロ級金メダリスト / 駒澤大学総合教育研究部スポーツ健康科学部門 講師
10年後のビジネスマンの成長をスポーツから見る
スポーツで「成長」といえば、今まで出来なかった技術やテクニックが出来るようになったり、負けてばかりいた相手に対して負けないようになったり、自分自身が体で感じることが多いと思います。
私自身も柔道という競技を通じ、出来なかった技を何度も練習して出来るようになったり、勝ったことのない先輩を練習した技で初めて投げた時は「強くなっている」と思い、成長を感じた瞬間でもありました。
スポーツとビジネスは全く違う世界ですが、実は非常に似ている部分もあります。
私は柔道の試合実績が何も無く、選手としてはこれからだった頃、目の前の相手にただ試合で勝つのではなく、将来オリンピックで勝つ為にはどの様にしてトレーニングを積んで行けばいいかということをひとつの考えとして毎日試行錯誤しながら取組んでいました。というと表現はカッコイイのですが、何となくこうしないと近いうちに私の柔道スタイルが相手に通用しなくなる・試合で勝てなくなると考えて、そんな理念というか、テーマを持つようになりました。そこから柔道を①「実践練習」②「試合」③「反省・評価」と3つの項目分けをしていました。特に誰にこのような方法を特別に教えてもらった訳でもなく、何となく自然とするようになりました。
①「実践練習」では、常に試合で起こることを想定・意識し、体が試合で自然に動くように繰り返し練習をしました。②「試合」は持っているものを全て出し切る様にしていました。③「反省・評価」では試合中の良し悪しを分析し、次の試合に繋がる様に考えていました。
私自身がオリンピックで勝つという理念・テーマを持ち、その3つの項目を行うことにより、少しずつ試合で勝つことが出来るようになりました。それでもたくさん試合に負けて失敗。その度に反省、次の試合に勝つ為に少しずつ自分が感じたことを変化させて、練習し、試合をして来ました。その少しずつの積み重ねがオリンピック優勝に繋がったと思います。
やることは違いますが、ビジネスの世界も考え方は同じように出来るかと思います。ビジネスを僕の柔道に置き換え、3つの項目に分けると①「企画」(実戦練習)②企画の実行(試合)③「反省・評価」と出来るのではないでしょうか。
私が思うビジネスはこの行動の繰り返しだと思います。自分の理念をしっかりと持ち、企画し、実行に移す。結果失敗しても同じように失敗しない為に変化をして、成功すれば更に上を目指して変化をしていくものだと思います。
ビジネスで成功したいと考える人は世の中にたくさんいるはずです。単にお金を稼ぐということに関しては上手な人もたくさんいます。しかし自分の考えるビジネスとはどんなものなのか、自分の理念・テーマは何なのかをしっかり持つことが大切です。その理念・テーマを持つことでビジネスに携わり、成長することが大きな成功の一歩と思います。10年後の自分はどんなビジネスマンでありたいか、どの様な成功を掴むために今何をすべきなのか。考えることは人を成長させます。たくさん考えて大きく成長して欲しいと思います。
全日本柔道連盟 教育普及委員会 委員
東京学生柔道連盟 理事
瀧本 誠
- 田中 恒太
- 株式会社エーピーアイ 代表取締役
- 鳥山 正博
- 立命館大学ビジネススクール 教授
- 内藤 晴夫
- エーザイ株式会社 CEO
- 中根 弓佳
- サイボウズ株式会社 執行役員事業支援本部長
- 中野 香織
- 明治大学特任教授 / エッセイスト
- 平田 竹男
- 東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会 推進本部事務局長 / 早稲田大学大学院スポーツ科学研究科教授
- 福島 範治
- 鹿沼グループ 代表取締役
- 松山 一雄
- サトーホールディングス 代表取締役執行役員社長 兼 CEO
- 三輪 豊明
- 株式会社アビタス 代表取締役社長
- 𠮷田 忠裕
- YKK株式会社 代表取締役会長CEO
- 渡辺 美衡
- カゴメ株式会社 取締役常務執行役員 経営企画本部長