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社員インタビュー
2015/07/15

社員インタビュー 佐藤 佳弘

社員インタビュー 佐藤 佳弘

今回の社員インタビューは、執行役員 Web&クロスメディア事業部長の佐藤佳弘。
創立以来10年間、コンペ勝率80%超の提案力を持つ佐藤のバックグラウンドを中心に話を聞きました。

映像制作から雑誌編集まで〜アークで活きる多彩な業務経験

−アークコミュニケーションズは10周年を迎えました。佐藤さんは、創業時からのメンバーなんですね。

はい、ちょうど創業の直前に前身のアイディーエスに入社したので、ギリギリ創業メンバーになることができました。入社前に分社の話を聞いていたので、スタートアップに立ち会えて自分たちで新しい環境を作れるとてもいい機会だなぁとわくわくしたのを覚えています。創業時は本当に小さな所帯だったので、今では手狭に感じるオフィスも広々、閑散としていました。また、事業部の区分もなかったので、自分の仕事を肩書きで示す必要があり、いろいろ考えた結果、「メディアプロデューサー」といういかにも怪しげな肩書きを名乗っていたのもいい思い出です(笑)

−(笑)。メディアといえば、アークに入社されるまでにメディア関連を中心に色々仕事を経験したとうかがいました。

アークに入社するまでに経験したのは3社なのですが、そこでいろいろな業務を経験してきました。自分のキャリアのスタートはTV番組や企業PRなどの映像制作。ADからディレクターになるのに半年、3年後にはプロデューサーと一足飛びに出世しました。といっても才能というより、仕事があふれていた時代だったからなんですが(笑)。その後転職したのは地域振興を中心にしたコンサル会社で、地方のPR活動を映像で支援するつもりだったのですが、気がつけば商品開発と観光開発のプランニングをやっていました。その次、アークの前職では、ライフスタイル系のコンサル会社に転職し、そこではいろんな肩書きが名乗れる仕事をしました。IT系企業の社外広報誌の編集長兼ライター、IT関連のビジネス開発のディレクター、ショッピングセンターのSP(セールスプロモーター)、Webサイトのプランナー、ディレクター、プロデューサーなど。我ながら、本当にいろんな仕事を経験させてもらったなぁと思います。

−ずいぶんいろんな仕事をされたのに、3社だけなんですね。

そうですね。コロコロと仕事を変えていたわけではなく、5年、10年と腰を落ち着けて仕事はしていました。ただ、本当にいろんな仕事に、同時並行で取り組んでいました。私は5年やれば会社も仕事もようやく俯瞰的に見ることができて本質に近づけると思っていて、それを実践していたら結果的にこうなっていたという感じです(笑)。

−いろんな仕事を同時並行でこなした一例を挙げていただけますか。

例えば、朝から消費財のECサイトの商品撮影に立ち会って、午後になったらIT企業で新しい金融商品開発の会議に参加、その後ショッピングセンターでクリスマスキャンペーンのデザイン打合せをして、最後は深夜までシステム会社の新製品インタビューの記事を書く、これが日常でした。楽しいけれどめまぐるしい、そんな毎日を過ごしていたので、多方面の知識を得ることができたし、その結果、いろいろな業界の業務に勘が働くようになったり、短時間で頭を切り換えて仕事に取り組む術を身につけることができました。

−その後アークに入社されて、そうした経験は活かすことができましたか。

Webサイトの仕事ってある意味なんでもありなので、いろいろ経験したことのほとんどを活かすことができています。仕事の経験が拡がりすぎたことで、「何でもできるのは何もできないのと同じ」と悩んだ時期もあったのですが、アークに入社したことでこれまでのキャリアを活かして成果が上がっている、という実感はあります。

社員インタビュー 佐藤 佳弘

人との関係がもたらした通算コンペ勝率80%

−アークでの成果というと、コンペの勝率80%超が一番印象的です。

創業時からの10年間、1年に15〜20本程度のコンペに参加していて、通算の勝率はおよそ80%です。これはわかる人にはわかる相当誇れる実績だと自負しています。私たちのWeb事業の特長はグローバルサイト制作とCMS構築ですが、実はこれ、創業時から大きく変わっていないんです。今ではお客様のご要望のほとんどがこのいずれかなので、時代を捉えたいい特長だな、と感じていますが、創業した10年前は英語サイトを作りたいお客様はごく一部、CMSに至っては「それ何?」と聞かれるほどで、まったくニーズがありませんでした。「ニーズのない特長はないのと同じ」なので、誰にでもわかりやすく、かつニーズのある特長を求めていたのですが、なかなか容易には思いつきませんでした。そんなとき、何件か連続してコンペのお誘いがあり、それに丁寧に提案を続けていたら、初年度でいきなり10戦10勝の結果を得ることができました。「これなら提案力を売り物にできるかもしれない」と思い立ち、それからは宣伝材料に使いました。その分、責任や重圧はありますが、成果が出るからがんばるし、がんばるから成果が出る、といういいサイクルができあがって、結局10年間約80%の勝率をキープし続けることができています。

−10年間続けて成果が出ていることがすごいですね。

さすがに10年ともなると、自分なりの方程式が自分の中にあるのは確かなのですが、自分だけで達成できたわけではありません。アークに入社するまでは、そもそもこのペースでコンペに参加する機会はありませんでした。ですから、最初はそれほど経験豊富だったわけではないんです。ただ、それでもこの成果が出せたのは、人との出会いのおかげだと思っています。直接関わりがあるのは、前職と前々職の上司ですね。このおふたりとも、尊敬すべきプランナーでありプレゼンターです。それぞれ1年、2年と非常に短い期間しかご一緒できなかったのですが、その間に驚くほど多くを得ることができました。今やっているのはそのおふたりから得たことの実践にすぎず、それがなかったらこうはいかなかったと思います。そのほかにも、私の知らないこと、初めてのことを熱心に教えてくださった方たちや、今も外部協力者としてアークに力を貸してくれている方たち、中には声をかけて今は私と一緒にアークで働いている方もいます。過去在籍した会社もアークのパートナー企業だったり、お客様企業だったりと、今もつながってくださっています。それらの力があってこその結果ですし、その結果に与えてくださったお客様皆さまに、ひたすら感謝するばかりです。

社員インタビュー 佐藤 佳弘

見える化がもたらす業務品質の向上

−佐藤さんは執行役員、事業部長であるわけですが、マネージャー業務についてはどうでしょうか。

プレイングマネージャーなのでアカウントを稼ぐ業務とマネジメントの両方に軸足があるのですが、どうしても力点がアカウント獲得に傾きがちで、マネージャーとしては課題が山積しています。ただ、ここ数年、お客様満足を高めるには、マネジメント力が不可欠という原点に戻って、マネージャーとしての仕事も強化しはじめています。そのきっかけは、時として、提案した際の期待値に対して、成果に対するお客様満足が不十分であると感じるケースがあったことです。これを克服するには、チーム力を向上させるしかなく、そのためにはマネジメント力を強化せざるを得ないわけですね。

−強化ですか。具体的にどのようなことをされているのですか。

まずは見える化からはじめました。チームのメンバーの業務を見える化して、見えたところから改善を図っていきました。案件のアサインやスケジュール管理の全体最適を図ることで、残業時間の減少と利益率の向上という目に見える成果を得ることができました。それと同時に、一つ一つの案件の部分最適を、特に課題になりやすいスケジュールやタスクなどを中心に、様々な手法やシステムなどを活用して管理するようにしました。おかげで、実感できるレベルで遅延や抜け漏れを減少させることができています。

−すでに成果が見えているんですね。

そうですね、そう感じています。そのほか、ディレクター、技術、デザインのチーム毎にワークショップを開いて話し合ったり学びあったりという、やりたくても今までなかなか実現できなかった取り組みも行って成果が上がっています。もっとも、今のメンバーが全員学ぶことの資質が非常に高いので、それがあるからこその成功だと思っていますが。これだけ学べるのですから、その成果をきちんとお客様に還元して、一段高いお客様満足をご提供していきたいと思っています。

執行役員/事業部長が描くアークの未来

−今後のアークにおける佐藤さんの役割をどう感じていますか?

今期から執行役員を拝命して、Web&クロスメディア事業部から全社レベルで考えるポジションに変わりました。残念ながら、まだ皆さんに認めていただける成果を出せてはいませんが、やるべき事はいくつか見えています。例えば、自社ブランドの再整理とその発信は、私自身の得意分野でもあるのでやらないといけないと思っています。3つの事業についても、お客様にはワンストップの利便性をご提供できていますが、それがシナジーと呼ぶレベルに高まっているか、検証し、実践する必要があると思っています。また、お客様のニーズに合致する新しいサービスなどにも積極的にトライしなければなりません。2020年に向けて、我が国のグローバリゼーションがさらに進む中、アークのチャンスはさらに拡大すると思っています。それを逃さず成長し続けたいですし、その中で重要な役割を果たしたいと思っています。

−これからもご活躍を期待しています。ありがとうございました。

プロフィール

佐藤 佳弘(さとう よしひろ)
奈良県出身。
Web&クロスメディア事業部長。2014年10月に執行役員に就任。
名刺の裏が愛犬の写真であることは、公然の秘密である。

私の1本の映画

須川栄三監督『君も出世ができる』(1964年 東宝)
「日本初で最後といわれる和製本格ミュージカル映画。
制作者の意欲と高度成長期の活気にあふれた良作です。
日本でミュージカルって作れるんだ、という素直な感動がありますが、興行的な失敗により和製ミュージカルは封印されてしまいました...」

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