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号外発行に向けて
アメリカ・ドイツ・中国と海外を渡り歩いて、日本に戻った30歳の時。
60歳を過ぎても楽しめるライフワークを探しだしました。
当時は60歳は遠い先のことで、その頃には寂しく引退しているとでも不安に思ったのでしょうか(笑)取り組んだのは3つ。
1. 囲碁を学び、国際交流をしながら、ボケ防止にいそしむこと
2. オリエンテーリングを再開し、80歳を過ぎても元気に大会に出場し、マスターズで優勝できるようになること
3. 日本での知人とは随分ご無沙汰したので、同窓会活動にいそしみ、生涯の友を見つけること残念ながら囲碁の方は九路盤でギブアップしましたが(60歳になったら再開予定)、残りふたつは今でも楽しんで続けています。
今回funNOTE号外まで出してご紹介したスキーオリエンテーリングという競技。老若男女が楽しめる、身体も頭の中も汗をかく、バランスのとれた冬のスポーツです。
私も毎年マスターズの世界大会に出場し優勝をねらって?頑張っていたのですが、息子が生まれて少々休止モード。息子と一緒になって楽しめるようになったら、また本格的に競技を再開したく思っていました。ところが、時を同じくして、このスポーツに一生懸命取り組んでいた仲間が、出産したり、転職したり、転勤したりで、会の活動が停滞気味に。数年後に日本代表?に復帰するためには会の活動をもっとスムーズに出来るようにしなければいけません。今まで競技者としてお世話になっていたスポーツでしたが、初めて運営サイドのお手伝いをすることになりました。
やってみると競技参加とは違った楽しさがあります。それはまるで新規事業をひとつ立ちあげるような楽しさ。目標を設定して、そのための戦略を考えて、競技普及活動はPR活動と同じ、選手やスポンサーを口説くのは営業と同じ。アイディアもたくさん浮かびます(仕事でこのくらいアイディアが浮かべばよいと思ったほど)。仕事と違うことは、皆が主業務を他にもちながら、ボランティアで活動をしていること。とはいえ、お金や体制作りはスポーツを健全に存続させるためには大変重要なことです。会社の経営に加え、このような非営利団体の運営にも今後、積極的に関与していきたいと思っています。
今回、初めてアジア冬季競技大会にスキーオリエンテーリング種目が正式に採用され、全日本チャンピオンの弊社社員の堀江が招聘されました。私を招聘してくれないのはたいそう不満ですが(笑)、2017年に札幌開催がほぼ決定している第8回アジア冬季競技大会で、スキーオリエンテーリング種目が続けて採用されるべく、堀江にくっついて視察にカザフスタンへ行って参ります。競技の開催に尽力することはもちろん、選手としてもまだまだ頑張るつもりです。皆さん、応援してください。