大里ご挨拶
Whatを教えるTraining、Whyを教えるEducation
今年度から
英語研修サービスを始めたアークコミュニケーションズですが、紺屋の白袴とならないよう、スタッフへの研修の機会を増やしました。その取り組みについて一部ご紹介します。
事業部別ワークショップ
事業部ごとにテーマを決めて、一年かけて取り組み、定期的に進捗を発表します。翻訳チームは翻訳案件概要を記すプロジェクトテキスト作成の習慣化・効率化。WebチームはWeb制作作業プロセスの標準化。この取り組みは今年で3年目を迎えましたが、実務にすぐさま役立つテーマを選ぶことで、勉強のための勉強にしない工夫が、ここかしこに見られます。
2日間コースの社外研修助成金も利用しながら、2日間コースの社外研修を積極的に受けています。今まで社外研修というと半日または1日コースが大半だったのですが、「普段の環境から隔離されて学ぶこと」も重要なファクターと考え、弊社の比較的閑散期(!)である春から夏にかけて、多くのスタッフが研修を受けています。研修の内容は、Linux研修のように知識ベースに近い研修から、リーダーシップ研修のような、スタイルを変える研修のようなものもあります。
全社員参加のワークショップ:LEGO Serious Playを使って土曜日丸1日、全スタッフ(36人)参加で、LEGO Serious Play (LSP) を使って、アークの行動指針である「Proactive」に仕事をするためのワークショップを行いました。レゴ・ブロックを道具としてワークショップ形式で実施するのが特徴ですが、これはMITメディアラボのパパート教授の「コンストラクショニズム」(ヒトはモノを作りながら、新たな知(知識)を学ぶ)という教育理論に基づいています。伝統的な会議の中では叶わない、参加者の全員参加を可能にせしめ、合意した結果の実現の為に、各自の行動のコミットメントを得る場となります。スペースシャトルが墜落した時の問題解決のための調査チーム組成の際にNASAで採用され、一躍有名になりました。
作品の美しさはワークショップの効果と全く関係ありませんが、Webチームのスタッフが作ったこの作品(画面右上)はやっぱりCreativityが高く、社内の称賛を浴びました(笑)。参考までに私の作品は右下のものです(タコではありません!)。
社員研修とひとくくりで考えがちですが、Trainingの要素が高く即効性があるものと、Educationの要素が高く基礎力を向上させるものがあり、その効果の発揮される時期や成果の大きさには違いがあります。
「Training」とは「何かをする方法を学ぶこと」であり、「Education」とは「なぜ物事がそうであるのかに関して理解を深めること」であると考えるとわかりやすいかと思います。
今から8年も前に、
『ハーバード流人的資源管理「入門」』の監訳を引き受けた時に出会った学びですが、今も研修計画を立てる際のヒントとなっています。
さて、7/22(月)に行われる、3度目のオリンピックを目指す恩田祐一選手の応援会ですが、まだ若干お席に余裕があります。
協賛企業様からの賞品の抽選会もございますので、奮ってご参加ください。
猛暑日が続きますが、スキーの話題で一抹の涼しさをどうぞ。
詳細は
こちらをご覧ください。
株式会社アークコミュニケーションズ
代表取締役
大里 真理子