2011年8月アーカイブ

ランチの話題で「やっぱり一度は富士山、登ってみたいねぇ」なんて出たのは、おそらくまだ冬の頃。

山開き前に、突如具体化した富士登山。facebookのArc Running Clubでイベント化もされました。

そして最終的に、アークからはキャプテン堀江、Webチーム海野、学生インターン松本、そして私の4名。EKIDEN GRAND PRIXでお会いしたスキーオリエンチームから4名の計8名が参加になりました。
そして私たちの選んだルートは、下記の通り。

● 8/6(土)の18時半ごろから富士宮口5合目を出発。
● 休み休み登り、3時ごろに頂上へ。
● 4時半ごろにご来光。
● 御殿場口より下山。

はい。寝る時間ありません。宿泊なしです。徹夜で登るのです!!

・・・そして、富士登山プロジェクトは開始しました。


【山登りの準備】
山に登るには、とにかく準備が肝心。今回も、キャプテン堀江から、膨大な持ち物リストが参加者の元へ!
果たしてこれを背負って、山に登れるのだろうか・・・。ていうか、駅までたどり着けるのか!?
という疑問がふつふつと沸いてきましたが、やはり山をなめると命にかかわる。しっかり準備しなきゃ。

しかし山登りグッズを何ひとつ持っていない私は、道具一式をレンタルすることに。

やまどうぐレンタル屋さんで、富士山まるごと5点セットというものをレンタルしました。
これでなんとかなるかなー??

 

【8/6 徹夜での登頂開始】
私たちが選んだ登りルートは、富士宮口。最短ルートと確かキャプテン堀江が言ってたような・・・。
しかし、私はあまりそのことを深く考えていませんでした。。

五合目で腹ごしらえをし、体を高度に慣らすため、ここで1時間ほど準備などをしているうちに、周りは暗くなってきました。

fuji_blog1.jpg

記念写真を撮り、ヘッドライトをつけて、さあ登山開始!!

まだ最初は余裕。テンションも高く、大笑いしながらの登山。しかし笑うだけで息がすぐ切れるのは、やはり高度のせいなのでしょうか??(笑)

7合目手前で、雷とともに大雨に。こういう時に、雨具が役に立ちます。幸い雨とはいえ、ほぼ無風状態だったので、寒くはない。これはとっても幸運なことでした。

やれやれ7合目も超えたし、次は8合目。そしたらあともうちょっとなんじゃなーい?♪

なんて考えてた私たちの前に、目を疑う光景が!!

 

fuji_blog2.jpg

は?
なにこれ??
7合目、さっき通過したじゃん!?元祖って・・・
7合目、いったいいくつあるの!!(@_@;)

どよよーーんと落ち込む、富士登山初の私たちを見て、キャプテン堀江は爽やかな笑顔でこう言いました。

「さあ、登りはこれから本番です!!」

・・・(-_-メ)

しかし、キャプテンの言葉にウソはない。これから更なる試練が待ち構えていたのです。

 

【最短ルートの罠】
確かに富士宮口は、最短ルート。
出発の五合目も、他のルートの五合目より高いところにある。
ちょっと聞いた感じだと、なんか一番楽なんじゃなーい??
くらいに思ってた私。

ごめんなさい。全然違いました。

とにかく勾配が急!! 序盤にいきなり岩を登るシーンが登場!

富士山って歩いて登れるんじゃなかったっけ??

いやいやいやいや。それはきっと違うルートのお話。
ずーーーーっと、岩をよじ登るシーンが立て続く。それがこの富士宮口。

そして、頂上も間もなくという9合目で、それがピークに達するのです。

他のルートになくて富士宮口だけにあるもの。それが9.5合目の休憩所。

なぜあと一歩のところにわざわざ作ったか?
これは、高度に慣れるために他ならない・・・ということらしいです。

とにかく、9合目からは80度くらい??と疑いたくなるくらいの急こう配!
数歩歩いただけで息が切れる。心臓がバクバクする。なんか気持ち悪い。
こんな不調がメンバーを襲いました。

岩を上がる時にも、腕の力が入らなくなってきた私。ストックを持つ指にもマメが出来てました。
そして、リュックが重い!!

しかし、そんな私たちの眼下には、晴れ渡ってきた雲から美しい夜景が。
頭上には、星も見えてきました。

 

fuji_blog3.jpg

さあ頑張れ!あとひといきで頂上だ!!!

 

【御来光】
「あの鳥居を抜けると頂上です!」というキャプテン堀江の声とともに、ふらふらと頂上にたどり着いた私たち。
しかしその感動も深く味わう間もなく、再び御来光ベストスポットへと移動開始。

あれー?もう登りは終わりじゃないの??あとは下るのみじゃなかったっけー?!

と、再び登り道を30分くらい歩き、やっとこさ御来光スポットに到着。。へとへとです。
でも、御来光で超混みになる前に、トイレに行っておこう・・・と数名で向かったところ、すでに長蛇の列!

私は立ったまま寝ていました。。これはほんとつらかった。。
でも空には満点の星空。そして、超特大サイズの流れ星発見!!しっかり願い事をしました^^

しかし、トイレで30分くらい並んだあとに戻ると、今度は汗をかいた体がすっかり冷え、0度近い気温で寒くて寒くて体がガタガタ震え、全然眠れない(>_<)

やっとのことで御来光を拝んだ一同は、「これで暖かくなる・・・」という感動の方が大きかったとか(笑)

 

fuji_blog7.jpg

 

【滑って下る!!】

さあ、御来光を拝んだら、とにかく人が混む前に降りましょう、ということで、御殿場口から私たちは下山を開始しました。

御殿場口で有名なのは「大砂走り」。話には聞いていましたが、これは本当にすごかった!

大砂走りの手前の、もうちょっと石が多い箇所で滑って転んで、ちょっと怪我してテンション下がった私でしたが(リュックの重みで転がってしまったのですw)、ここを滑りながら降りるのは、結構楽しかった^^

fuji_blog5.jpg

でも・・・結構この距離は長かった!あとで知りましたが、御殿場口は富士宮と正反対の最長ルート。

大砂走りにも飽きてきて、まだこれから何時間もあるの!?とうんざりしたところに、人の集団が。

なんとこの日は、富士登山駅伝が行われており、その集団は、駅伝の中継地点だったのです。

しばらく休んで歩き始めると、ランナー達が砂走りを駆け上ってきました。

いやー、ここ歩きながら降りるのもしんどいのに、登るなんて!しかも走って!!

一人ひとりを応援しながら降りていくと、いつの間にやら時間も忘れ、おかげで飽きずに5合目にたどり着いていたのです。
元気をくれた駅伝ランナーのみなさん、ありがとう!!

 

【来年は・・・】

五合目にたどり着いたのは、午前10時ごろ。普通の徹夜ですらつらいのに、それ富士山登りながらやっちゃったんだ・・・と思うと、なんてすごいことをしてしまったんだ!と、改めて自分たちの頑張りに感動(笑)

fuji_blog6.jpg

御殿場に向かうバスでは、全員が爆睡してました。

途中、何度もくじけそうになったりしましたが、仲間がいたからこそたどり着けた頂上。

そして、来年はもっとこうして登ろう!とか、一番楽そうな吉田口ってどんななの?とか・・・。
きっと来年は、また富士山を目指す私たちがいるんじゃないでしょうか。

今度は行きたい!と言っているメンバーも既に何人もいます。
ぜひ体調を整えて、来年またみんなで頂上を目指しましょう!!

※写真は堀江さん他が撮影したものをお借りしました。私は途中充電切れで撮影不可になってしまい・・・残念無念・・・。

今年はすでに夏季休暇に入られている方も多いようですが、今週後半から本格的なお盆休みに入る企業が多いのでしょうか。

そんなお休みを目前に、アークコミュニケーションズから、funNOTE夏のニュースレター英語版を発行いたしました。

日本語のfunNOTEは、先般お伝えいたしましたが、7/8に発行しております。
この英語版funNOTEは、その日本語版を単に翻訳しただけではなく、ターゲットユーザーを外国人とした上で、内容を改変しております。

いったいどんな点が変わっているのだろう??

と、気になられた方や、お盆休みに英語スキルアップを狙う方など・・・
ぜひご覧ください!

英語版
http://www.arc-c.jp/funnote/2011summer/en/

日本語版
http://www.arc-c.jp/funnote/2011summer/

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